愛の協奏曲
「………………なん…で…………」
「なんで菅橋がストラディを持ってんの?………………」
「見てなさい!桜木唯!あたしはもう負け犬なんかじゃないわ!こんな素晴らしい楽器はあたし見たいな完璧な人に似合ってるのよ!」
「ノゾミ・カンバシお静かに
演奏をしないのならば今すぐ退場させていただきます」
「言われなくたって分かってるわよ
マエストロ
いいわよ」
菅橋はなんとも気持ち良さそうに弾いていた
第一楽章からまるでストラディと自分が一体化するような勢いで
本当は私が持つはずだった
本体は照明に反射してニス特有の輝きをはなっていた
バックオケも珍しい名器に興奮したように演奏者の一人一人の目が輝き、生き生きとしていた