bloody mary
毒?!
毒ですと?!
全くドイツもコイツも…
「殺す気なんだなぁぁぁ?!」
朝っぱらから息つく暇もなく襲いかかる暗殺者に怒りを爆発させたマリーは、震える拳で注射器を握りしめた。
「いてて…
乱暴だなぁ…」
解放されたアンジェラが、捻られていた腕をさすりながらボヤく。
って、乱暴なのはドッチだ。
注射すんゾ、コラ。
「致死毒じゃねぇよ。
後遺症もねーぞ?保証する。
あ、でも取り扱いには気をつけて。
全身麻痺で、2週間ほど小指も動かせなくなるから。」
ナニソレ?!
コワい?!
怒りも一気に衰退して、もはや恐怖しか残らねーよ。
マリーは握りしめた拳を慌てて解き、注射器をそっとベッドに安置して上から枕で封印した。
こんな危険物、速やかに処分しなければ。
「まだあンの?
ドコにあンの?
吐け。てか、出せ。」
マリーは床に胡座をかいて座り込んだままのアンジェラを振り返り、眉を吊り上げた。