吸血鬼は淫らな舞台を見る
「どうする血を吸うか?」
「そうですね。献血後の舞台が見れるかもしれません」
「例えば宮路さんが登場する場面に絞って見ることはできないのか?」
「まだ自分の能力を100パーセント把握してませんが、やってみます。スポーツ用品店のおばあちゃんのときは成功しましたけど」
瑠諏がいくらか自信なさそうに話す。
「なに言ってんだ?」
不安そうな倉成をよそに瑠諏はピンク色のペンケースから針を出した。