セカンド・ウエディング～彼の愛は濡れる雨のごとく～

私の稼ぎをあてにする武は一筋縄では離婚に応じなかった。



私たちの離婚は調停にまで持ち込まれ、揉めた。



でも、武に新しい女だできた風の噂を耳にする。武は新しい金ずるを手に入れた為かあっさりと離婚に合意。理沙の親権も私が手に入れた。



ようやく、武との地獄のような結婚生活にピリオドを打ち、私と理沙は母の住む同じ町内でアパートを借り、住み始めた。



駅前のフラワーショップでバイトしながら、ハローワーク主催の職業訓練に通いスキルを磨いた。
フラワーショップを辞めてスイセン生命の外交官になった友人の勧めで、スイセン生命に入社した。



私と理沙の生活はこれから・・・



理沙も1年生となり、母が買ってくれた真新しい赤いランドセルを背負い、学校に登校。



今はゆったりとした時間が流れていた。