イケメン上司の恋愛条件【おまけ更新中】

②偽りの恋人には愛がない?

その晩は、

私を家まで送り届け、

何事もなく帰って行った航。

・・・

航の行動が、全く読めないまま、

次の日を迎えた。

・・・

朝、鏡の前で、

自分の顔を見つめる。

・・・そして、

そっと自分の唇に触れてみる。

昨晩は、

ここに、航の唇が触れた。

ほんの数秒の事で、

キスと呼べるほどの物じゃない。

それでも、

それを思い出しただけで、

顔が熱くなった。

・・・

仕事に、行かなきゃ。

・・・

顔を洗った私は、

その他の身支度を済ませ、

急いで会社へと向かった。

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