あたしの証【完結】
簡単に身支度だけしてあたしはコンビニに向かう。
そこにはもう、れんさんの車があった。

その車まで近付くと、窓をコツコツと叩く。
れんさんが気付いたのを確認してから助手席に乗り込んだ。


れんさんは家に着くまでの間、ずっと黙っていた。
あたしも、その空気が重たくって何も話せずにいた。


無言で部屋に入るあたしとれんさん。


靴を脱いでリビングに来たと同時にれんさんはあたしを抱きしめた。
そして、そのままソファーに押し倒す。


「れん、さん?!」

「………」


無言であたしの衣服に手をかける。


「…ど、うしたの?」


れんさんは何も答えないまま手だけを動かしている。
あたしの顔を見ずに。




……その表情はとても苦しそうで。


れんさんとあたしの初めて体を交わすのが。






こんな。
こんな気持ちのままなんて。


笑顔のれんさんに抱かれたかった。
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