忘れられない


「江口さん、ご本人をまだ好きですか?」

『えっと、本当の事言うと、普通です。でも、つい最近まで、やっぱり好きでした。でも、気付いたんです。「もしかしたら、好きって想い込んでるだけかも?」って…。』


「ほぉうほぉう…じゃあ、江口さんと恋をして後悔しましたか?また、逢わない方が良かったですか?」

『小説でも、出てくると思うんですけど…本当にちゃんとした恋をしたのが初めてで、何をしたら良いのかわかんなかったんです。でも、ちゃんとした恋をして、失恋もして…色々、経験しといた方が、今度は後悔なんかしないと思います。だから、私は江口達と出逢えてよかったなぁ…って思ってます!』


「うっ…うっ…偉いねぇ…正義感が伝わるよぉ…」

『あはは…いやぁ~!って、え?マジで泣いてる?』


「泣いてます!!…グス…」

『そこまでぇ!?…ど、どうもです…!』










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