忘れられない



「は!?

してないのよ!!

照れ隠しでも

何でも

ありません〜!!」


と言いながら、

江口の耳を

強引に伸ばす。





「イテテテテテッッ!!!

イテーよ!!

わかりました!!

ごめんなさい!!

すいません!!!」


と、江口が

笑いながら言った。






江口、聞いて

私、弧成なんかと

キスしてないよ。

しないよ。

だって、

そういう事しないし、

私の好きな人は、

だーいすきな人は

江口だもん。




と、私は心の中で

江口に話しかけた。



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