あたしはいじめっ子

「アイツ来たみたいですよっ!」

麻美が走ってきた。

遅すぎる(笑)

「んじゃ、あたし観察してくる。皆行く?」

「行きます~♪」

なんだ。

皆楽しんでるじゃん。

あたしがもっと盛り上げなきゃね★

行く子が4人くらいいた。

勿論、麻美も。

あたし達は裏道を通って靴箱の

影で見ることにした。

「笑わないでね。」

一応、警告しておいた。

教室で思いっきり嘲笑ってやるよ。



…おっ。来た来た…

「きゃぁっ!?」

おーびびってるびびってる。

だけど、なんか

ぎこちない気が。


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