激甘男子の愛し方


「は―い!なに-っ!?」



もう、こっちは今真剣なのにっ!!



「洸くん、来ちゃったわよ~?」



「えっ!?」



なんで!?


迎えに来るのは10時じゃ……



バッと部屋の掛け時計を見上げる。



「な、なんで!?」



部屋の時計はしっかりと10時を示していた。



さっき見た時は9時過ぎだったのに!!



ってことはあたしはここでずっと立ち続けてたわけ!?




「真子-?」



「は-い!今いく―!!」



もう!


これでいいや!!




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