激甘男子の愛し方


「美知佳は何か用意してたの?」



「うん♪今までの思い出のアルバムを作ってあげたんだ」



美知佳らしいプレゼントだ。



「陽ちゃんすごく喜んでくれてね、その日の夜はいつも以上に甘い夜になったの~♪」




「あ、甘い夜って……」



「やだ~。そんなこと聞かないでよ~///」



自分から言ったくせに頬を赤らめて、でも嬉しそうにそう返してくる美知佳。




「ご、ごめん///変なこと聞いて……」



聞いておきながら恥ずかしくなってきた。




「別にいいけど、なにかあったの?」



「っ……」



あの夜、あたしは期待と不安で頭がいっぱいだった。



でも、確実にあたしはあの時、洸とひとつになりたいと思った。



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