天使なオレと悪魔なあいつ

「……」

もぐもぐしながら、あいつはオレを無言で見ている。

「…な、なんだよ」

見ているというより、
観察している、の方に近い。


目に見える嚥下をして、彼は言う。
「父さんさ、

……いや、やっぱ寝るときに言う!
ごちそうさまでした」

パパッと自分の食器を持って、台所に行く。







あ、オレまだご飯食べてない。

もう大皿から直に焼きそばを食べようとして、手前に引きずると、

「お風呂ってお湯入れる?なんかもう今日遅いしシャワーだけでいい?」


聞いてくる台所からの声がした。


「んー、いいよ」

それに適当に答える。







あれ?


この会話、
なんだか、家族のものみたいだ…


心の中に懐かしさがぽっと現れ、暖かく染み込んでいくのがわかった。


< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

恋愛事情HEART〜堅物理系男子×欲求不満女子〜【短編】

総文字数/2,833

恋愛(ラブコメ)17ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「ねぇ、彼女いるの?」 「いいえ」 「じゃあ…付き合って!」 「無理です」 頑張る彼女!!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop