ヤンヤンデレデレ
――
「という話をバイト先で聞いたのですが」
「誉が最近変なことを覚えるのは、その人たちのせいって言うのは分かったよ」
部屋を暗くし、ベッドで横になるなりに聞いたこと。
擦りよってくる誉が、雰囲気からして『今日はそんな気分』を放つのであっては据え膳。
風呂上がりの綺麗な体を舌で味わう時になって、昼間得た知識を披露されてしまった。
「子供出来たらどうしましょう」
「避妊はきちんとしてるから出来ないと思うけど」
「それでも……」
「じゃあ、しない?」
「出来ませんねっ」
結局そこに行き着くかと、首筋にかぶりつく誉の好きにさせる。
痕がつくぐらい噛んでいいと瑞希が思おうが、自身が誉に痛いことをしたくないため、彼女もまたそれかと出かけの言葉を呑み込む。