ヤンヤンデレデレ


――


「という話をバイト先で聞いたのですが」


「誉が最近変なことを覚えるのは、その人たちのせいって言うのは分かったよ」


部屋を暗くし、ベッドで横になるなりに聞いたこと。


擦りよってくる誉が、雰囲気からして『今日はそんな気分』を放つのであっては据え膳。


風呂上がりの綺麗な体を舌で味わう時になって、昼間得た知識を披露されてしまった。


「子供出来たらどうしましょう」


「避妊はきちんとしてるから出来ないと思うけど」


「それでも……」


「じゃあ、しない?」


「出来ませんねっ」


結局そこに行き着くかと、首筋にかぶりつく誉の好きにさせる。


痕がつくぐらい噛んでいいと瑞希が思おうが、自身が誉に痛いことをしたくないため、彼女もまたそれかと出かけの言葉を呑み込む。


< 105 / 307 >

この作品をシェア

pagetop