ヤンヤンデレデレ
【罪な男と罰な女】
誉は、影響を受けやすい。
「おかえりなさい、あなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ、た、し?」
「寝ることにするよ」
ガビーンとエプロン誉が停止した時であった。
「今日は疲れたから、誉抱きながらすぐに寝たいんだ」
確信犯か、イタズラげに笑う瑞希が誉の体に寄りかかる。
全体重をかけていないものの、疲れていると分かる垂れ方だった。
「甘えてます?」
「俺の癒しは、誉しかない」
「いっそ、のしかかってください!」
潰れても本望だ、という小柄が抱っこされる。
今ので充電完了したらしく、瑞希は誉と共にベッドまで移動した。
「誉も疲れたでしょう」
目覚まし時計を見れば、深夜二時を回っている。
「こんな遅くまで……あぁ、そうか」
俺の腕なしじゃ寝付けないかと自己完結し、罪悪感が芽生える。
「誉の睡眠不足に詫びたくなるよ」
「いいんです。瑞希さんがそばにいないと安心して眠れないし――」