ヤンヤンデレデレ
「……」
「私、取り柄ないし、どんくさくて何にも出来なくて」
言う途中、唇を塞がれた。
「俺の大好きな誉の悪口を言うのは、これか」
嫌な口だなぁとまた再度塞ぎ、今度は舌をねじ込んだ。
キスという愛情表現も息苦しければ拷問だった。
酸欠で目眩したところで唾液が糸を引く。
「は、ぁ……」
「誉は世界一可愛くて、綺麗だよ。俺にはもったいないぐらい」
柔和な笑みで、誉の目眩が霧散する。
「もっ、もったいなくなんか……!」
「その気持ち、俺も同じだから」
「う……」
「大好きな誉いるのに、他の女になびかないよ。誉が他の男に靡かないように」