ヤンヤンデレデレ
どうしたものかと頭をフル回転させ、ふと――
「誉は、俺が死んだらどうする?」
「ぐー、ぐー」
出た言葉で、誉の矛盾(無言)を取った。
狸寝入りなのは分かりやすく、脇をくすぐればすぐに目を開ける。
「どうする?」
「……、追いかけます」
やっぱりそうなるよねぇ、と誉が同じ気持ちでいたことに喜びつつ。
「ああ、俺にも――」
最初で最期のワガママが出来たな、と独りごちた。
誉に死んでほしくない。
痛くない死に方でも、生きる幸せなくとも、生きてほしいだなんてワガママ。
独りで生きてほしいだなんて、残酷なことでしかなく、生き地獄。最悪なことしかないのに――追いかけますという言葉を“言ってほしくはなかった”。