†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
白夜さんは、千景の不審な行動に監視をつけ
何か変な行動があれば、逐一連絡が入る状態にしていた。
そして、咲耶さんもまた千景の素性を調べる様に白夜さんに依頼していた。
暫くして判明した事。
それは、千景は我らヴァンパイアの力を求め過ぎて追放された一族の一人。
その族長の息子である、枢 零士(かなめ れいじ)の恋人。
零士は力を求め過ぎたため、真神村の人々の血を無差別に吸い尽くした。
その為、白夜さんの父。当時のヴァンパイア王が裁きを下した。
千景は、零士の意思を受け継ぎ
力が支配する世界を作ろうとしていた。
そして、零士を殺したこのヴァンパイアという世界にも復讐しようとしていたのだ。
それを知った白夜は、すぐさま千景をこの世界から追放し
場合によっては、刑に処するつもりでいた。
けれど、それを止めたのは咲耶さんだった。
「咲耶。このまま、あの女を城に置いておくには危険すぎる。」
「・・・なにか。何か、まだ隠している気がするのです。」
「しかし。あやつが何かを企んでいるのは事実だ。お前に何かあっては遅すぎるのだぞ」
「あなたは、王です。しっかりなさい。例え、私に何かあろうとも目先の事に惑わされてはいけません。真実を探り適切に対処するのです。」