†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


白夜さんと颯斗さん、そして言葉にはしないけれど冬夜と

この三人の間でだけ分かる言葉の掛け合い。



この言葉に深い意味があったなんて、この時の私は知らなかった。

今後の私にとって、とても重要な事なのに――――――――




「白夜さん、本当にお世話になりました。」

「あぁ。瑞姫、冬夜が嫌になったら、いつでも私のところへおいで。」

「な、バカな事言ってんじゃねーよ。」




冗談だって分かっているのに

白夜さんの元から、スッと自分の方へ引き寄せる。




「フッ・・・嫉妬深いバカ息子だが、よろしく頼む。」

「はいっ。」

「行くぞ、瑞姫。」

「うん。白夜さん、お元気で。」




いつでも会える。

そんな思いで、笑顔で分かれる私達。

城から直接学園の地下へと時空間転送した。


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