†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子

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「あれ。瑞姫ちゃんは?」

「部屋に戻した・・・盗み聞きか?」

「盗み聞きだなんて失礼な。二人が部屋に入っていくのが、見えただけだよ。」




薄く明るくなり始めた空を、見上げていた冬夜。

部屋に入ってきたのが、颯斗だと分かっていたのか

そちらを見ることもなく窓の外を見続けている。




「心配?」

「何を言っている。俺は別に・・・」

「素直じゃないね~」




オッドアイの瞳を薄く細め、生徒会室から持ってきたのか

ティーセットをテーブルの上に置いた。


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