†*†ヴァンパイア学園†*† 巫女姫×王子
すみませんね。
寝ていたころを、お邪魔してしまったかしら?
でも、私がどこに居ようと関係ないはずなんだけど?
「・・・お前、学園の薔薇引き受けたんだな。」
「っ、なんで。ソレ、知ってるの?」
「何でって・・・よっ。」
軽い身のこなしで建物から飛び降り、私の目の前に立つ。
「な、なによ。」
「これ。契約の印、だろ?」
私の額を指さし、そういった。
印って・・・昨日、冬夜さんにキスされた・・・。
嘘・・・今朝、鏡を見たときにはそんな印無かったのに。
慌てて、額に手をやり隠す。
けれど、ヒロは呆れたように溜息を吐いて。