†*†ヴァンパイア学園†*†  巫女姫×王子


言葉では何も言わないが、奥様はもちろん

祖母や祖父も明らかに私を避けていた。



だから、出来るだけこの家の人達に迷惑が掛からないようにと

慶仁さんにお願いして、離れで一人で暮らしていた。



そして高校生になった今年の春

地元を離れ、全寮制である

『玄洲学園(くろすがくえん)』に入ることにした。



湖の中に浮かぶ学園、玄洲学園。

そこは小島全体が学園施設になっていて学園島とも呼ばれている。



小等部から大学部までエスカレータ式で上がれ

大半のものは、小等部から進学する。

けれど、2割の者が他校からの入学や転校してきた生徒だ。



< 7 / 391 >

この作品をシェア

pagetop