本物の愛をちょうだい。
「美亜、帰ろ?」


「軽蔑しないの?」


「しねえ。」


「じゃあ、同情?
愛人の娘で汚いから可哀想って感じ?ハハっ…」



ダメだ。


今は何を言っても無駄だ。



俺は美亜を抱き上げた。



「降ろして…」


「無理。
お前を連れて帰る。」




暴れる美亜を力づくで
抱き抱えホームから出た。




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