本物の愛をちょうだい。
あーあ…


柄にもなくノリノリで
撮っちまった。



「これ携帯に貼っていい?」


「別に…いいけど。」

なんか…恥ずくね?

内心そう思ったけど、
嬉しそうなのぞみの表情には逆らえなかった。



ゲーセンを出ると、
晴樹がバイクでいた。


「ったく、俺はパシリかよ…」


「わりっ!!
サンキュー晴樹。」


「佐脇くん、ごめんね!」

「別にいいよ。」


「そーだ!
晴樹、今から走り行かね?」


「別にいいけど…
まさかお嬢様も連れてくのか?」


「おう!
教えてやりてえんだよ!
お嬢様にはできないこと!」


「へ~え。
雪夜が珍しい…」


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