イケメン俺様君のお姫様☆
「…ん……っ…」



キスはだんだん深くなっていく。



「ん……んー…く…るし、い…」




今まで彼氏もいなければ、
キスもしたことがない私は、
息の仕方が分からず苦しくなった。



苦しそうに息をしようと
している私を見て、
奏汰君がやっと唇を離した。




「はあ…はあはあ…」



私の息は完全に切れていた。



なのに奏汰君は平気な顔をしている。




「…ねえ…どうしてキスなんか…」



しばらくして落ち着いた私は、
前のベットに座っている
奏汰君に聞いた。



「…お前が好きだから。
一目惚れってやつ?したんだよ」



涼しい笑顔でさらっとそんなことを
言った奏汰君。



私が好き?



「嘘でしょ…?奏汰君…」



「嘘じゃねえ。てか、
俺のこと奏汰君って呼ぶの止めろ。
呼び捨てでいい」
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