イケメン俺様君のお姫様☆
私たちは部屋を出て、
歩いて駅まで向かった。



私の隣で歩いている奏汰。



その横顔をチラっと見た。



整ったその顔に、
本当に同じ人間なのか?
と疑いたくなる。



前では、駿君と優李君が仲良く
歩いている。



みんな、ほんと仲良しだよなー。



この人たちは本当に
ヤンキーなのか?



そう思うくらい、無邪気で
子供みたい。



優李君なんて、ヤンキーって
言うより、可愛らしい
美少年だよ。



本当に、優李君って私より
可愛いんじゃないのかな?



そんなことを考えてるうちに
駅に着いた。



この駅から遊園地のある駅までは、
だいたい1時間ぐらい。



最初の数十分は遊んでいたけど、
みんな眠たかったのか、
寝てしまった。



全然眠くない私は、
気持ち良さそうに眠る3人の
寝顔をこっそりと見ながら、
ただ目的の駅に着くのを待っていた。





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