雪解けの水に潜む、紅
気付け、野望



私が重役になるということは側近もはじめ、王妃さまも驚いたらしい。
齢五歳の幼子が一国を背負う一人になるのだ。
この発表にはディルダの民全てが意図を理解しようと頭を悩ませた。


結局は何も判らず、各々想像のままで終わった。
私が自由に行き来できる場所はとても限られていた。

巨大な図書館、竜王部隊要であるドラゴン育成場、騎士たちの訓練場、与えられた自室、


不憫に思った王妃様が誘ってくれた、温室花園。
そこが私の生き場。許された私の居場所。
だけど密かに、私は地下洞に行っていた。
ディモンドはもう長くない命であるという理由から、竜王隊から外されることになったというのだ。





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