また明日…また明日…


公衆電話に着いた。





いつもの様に



お金を入れて






敬介の電話番号にかけて






敬介の声が聞こえるまでドキドキして







声が聞こえたら安心して











楽しい話して…


















敬介の声聞きたいはずなのに…










謝って仲直りしたいはずなのに…








出来ない















実際、喧嘩してから一週間も経ってる。





仲直り出来ても





今までみたいに





冗談言いあったり





バカな事言って笑ったり…












元通りになれるか不安だった。






弱音を吐いていても何の意味もない。





そんなの分かってる。






「 もっとポジティブに。」


「 もっとポジティブに。」





何度も自分に言い聞かせた。






よし。




電話をかけよう。






呼び出し音が鳴る。





















出ない。






やっぱり…無理だよね…
















受話器を離そうとした瞬間だった。







「 はい 」






敬介だ。






「 も、もしもし… 」


「 サエ? 」





声…





敬介の声が私の名前を呼んでる。





「 うん。あの、えと、……ごめん! 」



謝るのってこんなに恥ずかしかったっけ?




私は続けて言う。




「 一週間前に…ヤキモチやいて、色々言って…ごめんなさい 」



言えた



やっと言えた。




ただ電話をかけただけ。




ただ謝れただけ。






いつもなら



そう思うかもしれない。



でも、今の気持ちはそんなんじゃない。




やっと電話をかけれた。



やっと謝れた。







勇気を振り絞って良かった。



そう思えてる自分がいる。



でも、まだ安心はできない。




敬介からの返事を聞かないと安心出来ない。



まだ、敬介は怒ってるかもしれない。






敬介が話始める。





「 ん?そんな事あったっけなぁ~? 」



「へ?」


敬介がクスクス笑っている。




「 ウソウソ覚えてるよ。俺も無神経だったわ。ごめんな、サエ 」



許してくれた上に、敬介まで謝ってくれた。


心につっかかっていたモノが





スー…っと消えたような気がした。



ヤキモチは程々にしないと。






一つの疑問が浮かんだ。


そして、口にする。






「 あの…ヤキモチやかれたら、うざいとか思う…? 」






恐る恐るした質問。





敬介が返事をする。
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