また明日…また明日…


メールアドレスを敬介さんに教えた。





すぐ受信ボックスにメールが一件届いた。


( 敬介です!登録よろしくー )


( はーい^^登録しときますね♪ )



敬介さんと連絡をとっていると



胸が高鳴るのを感じていた。


まさか恋した?




そんな事を思っているとまた一件メールが届いた。



( 俺、サエちゃんの事好きだわ。付き合ってくんない? )




いきなり過ぎない?

でも、断る訳にはいかない。



彼氏を作らないと舞に悪いような気がしたから。



私はOKを出した。


気付けば外は真っ暗になっていた。


私は舞に何度もお礼を言い、



舞のウチを後にした。


そして、1人で暗闇を歩き出す。

でも



寂しくない。


怖くもない。


だって、敬介さんがいるから。



そばに居なくても守られてるような気がしてたから。



私は仕方なく付き合ったんじゃなくて、




やっぱり敬介さんが好きなんだ。



( 女の子なんだから暗い道は危ないよ。気を付けて帰りなよ )



そんな言葉が私の胸をきゅぅーって締め付ける。




もし、敬介さんが本気で告白したんじゃなくてもいいの。





だって私の気持ちはもう止まらないから




心の底から愛してるから。


誰にも渡したくない。



ずっと私だけのモノで居て欲しいの。



そんな事を考えていると私の頬は自然に緩んでいた
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