あなたのキスで世界は変わる
なんでこのタイミングで!?
わかんない。
全然可愛くないし!
「あー、熱い熱い。夏ももう終わりますよー」
嫌みっぽく呟いて大樹はどこかへ行ってしまう。
「大樹も告白しちゃえばいいのにね」
「一生童貞でいればいいのよ」
「はは!それもいいね」
佑夜が笑うとなんか安心する。
居心地がいいの。
私、この選択をして良かったのかもしれない。
「お、みなさん頑張ってますねー!」
先生が大きな買い物袋を両手で持ってやって来た。