あなたのキスで世界は変わる


ーーーーー…



「せんせ…?」



誰もいない図書室。


パッと見た感じ、人の気配はしないけど。


もしかしてあの女、ウソついたとか?



「先生〜?」



本棚と本棚の間を見ていくように歩いていく。


やっぱり、いないじゃない。


そう思った瞬間、後ろからガバッと知っている温もりに包まれた。


バランスを崩してふたりで座り込む。



「捕まえた!」


「もぉ、先生?」


「ふふ」



後ろからの先生の体温に安心するっていうか、心地いい温もりがいい。


すごく好き。



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