私に関わらないで下さい。




鏜青君が渡してきたのは、前に保健室で差し出されたものだった



今度はちゃんと受け取る



「連絡…してね。待ってるからさ」



「うん、今夜メールするよ。」


でも一言言いたかった



「ねぇ、ちゃんと鏜青君をみてくれる人は、私以外にも居ると思うよ?」



そう言うと、鏜青君は切なそうな顔をして



「もし居たとしても、君じゃなきゃダメなんだ」





どういうことだろう



私じゃないとダメ?


意味分からん




「お弁当、食べないの?」




言われてみればまだお弁当に手をつけていなかった


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