同棲生活·2
まぁ。今では良き会社の先輩と後輩の関係。

行きつけの店が同じということもあり、たまにこうやって出くわすのだ。

つい最近まで出張でいなかったから会うのは久しぶり。



「じゅりこがダイエットとは残念だな。今日おごってやろうと思ってたのに。
あかねちゃん、好きな物頼みなよ」

「いいんですか? じゃあお言葉に甘えさせてもらいまーす!」


あかねはそう言って、マスターに注文している。


あたしは何食べよう……。

さすがに、野菜サラダも飽きてきたし。

なんてこと思っていたら──。


「樹里、あんたの分も頼んだからね」


って、あかねが言った。












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