同棲生活·2
いや、大体分かってはいるけど。


「ふーん。分からない? どんなもんか教えてやろうか?」

「遠慮しとく! この下ネタ大臣!」

「そのあだ名、オレにピッタリだな」

「あっそ」


優助に何を言っても勝てない。

あたしは毎度からかわれている。


「そういや、オレが出張でいない間にべっぴんさんが、助っ人で入ったらしいな」


優助が話題をガラリと変えた。


「あー、笹原さんのことね」

「ふーん。笹原さんっていうのか。べっぴんさんらしいから、月曜日から会社行くの楽しみだな」















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