弱小バスケ部の奇跡





「2人はよく気ぃ合うんだって〜♪ ねーっ、棗ちゃんと蒼乃ちゃんっ?」


「………」


「………」


「…ありゃありゃ、無視られちゃったぁ」



そして再び、和香の高笑い。






………なーんでカブっちゃったんだ……。










ー帰り道。


「ね、棗ちゃん、さっき超ウケたね!」




さっきの『おつカレー』と『おつかレンコン』のことですよね。






「……あー………なんであんなグッドタイミングに…………」


「…え、棗ちゃん?」






終始、あたしの頭はそれで埋め尽くされたのだった。





< 16 / 332 >

この作品をシェア

pagetop