弱小バスケ部の奇跡
1時間くらいバスケ…というか、ボールに好かれようと努力するあたし。
「よーっし、日ぃ沈んできたから、今日は終わりにしよう!」
「ん、終わろー」
美凪が声を掛けると、未希はドリブルをやめた。
「お疲れー皆」
和香も続いてボールをしまう。
「おつカレー」
「おつかレンコン」
……む?
「きゃはははははっっ!! なぁにそれ2人ともっ!! 思いっきしカブっちゃって〜っっ」
和香、お得意の高笑い。
一体どこからそんな声が出るんでしょうかね?
あたし、いろんな意味で唖然としてます。
「ウチは、蒼乃の『おつカレー』派かな」
「いーやいや、ウチは絶対棗の『おつかレンコン』だよ♪」
未希は蒼乃派、美凪はあたし派、とかなんとか………