弱小バスケ部の奇跡





街中って、ちょっといじめ。


遠いから、その分長くバスに乗らなきゃなんない。




バス酔いは治りません。

えぇ、治りませんとも。


だからあたしにとってはいじめ以外の何物でもない。





「…う……げ…やばいいい……っ」


「なっ、棗ちゃんっ、頑張ってあと少しだよっ!!」




これやばいな。


ほんとに介護されてるおばあちゃんみたいだわ。





約40分かけ、やっとS中前のバス停に到着した。




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