弱小バスケ部の奇跡




聞いた美凪は一瞬びっくりした顔をして、でもすぐに笑った。


「…ん、ありがとう。頼む」


「うん!」





こうしてあたし達は、それぞれの目的地へ向かった。






バス酔いなんか、気にしてる場合じゃなかった。



頭の中は、未希のことと和香のこと。





……このままじゃ、絶対終われないから。



このまま別れるなんて、考えられないから。






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