堕天使
舞早速、豪の学校に行った。



舞「デカイね!」




豪「あぁ、俺も最初びっくりした。」




これから舞が通う学校は東京のど真ん中に位置する、皇帝(こうてい)高校。何でも日本一大きな学校で日本一頭がいいとされている。だが別に頭のいい学校に来たかったわけではない。



豪が理事長の学校ならいろいろと都合が良かったからだった。



豪に連れられやって来たのは理事長室。




豪「ここだ。俺は常にここにいる。まぁ、暇になったら来てくれ。」



舞「わかった。」


そしてドアを開けると広い豪部屋。人が暮らす最低限のものは置いてあり、くつろげそうな場所だった。




舞「ただいま~。」



豪「おかえり~。って何なんだこの新婚ホヤホヤみたいな会話は。」



舞「だって、家みたいだったし。」



豪「なるほど。」


< 83 / 209 >

この作品をシェア

pagetop