初カレ×初カノ



『と言う訳です…』


言い終えた後、自分の顔が熱くなっていたのはきっと佐藤君のせいだ。



「へーそんな前から」


意外と言いたげな佐藤君。


『はい。そんな前から好きだったんですよ』


「…はいはい、俺もその前から好きだったけど」


いつものように流されると思ってた、私にはそれはびっくりする言葉だった。


体の奥底からあつくなるのが自分でも分かった。



< 20 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop