気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「おはよう、上田くん」

「おはよっ、行こっか」

 エレベーターに乗りエントランスへ向かえば、真っ直ぐな笑顔で迎えてくれる上田優生。

 この瞬間、安心を得ると同時に寂しさが和らいで頬が自然に緩む。

 あたたかな笑顔が私の胸を優しく包み込むようにして、私を自由にしてくれる。



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