気まぐれあの子は猫系女子っ!!【完結】



「優生~っ、その子大人しく渡してっ!」

「うん、どうぞっ♪」


 スッと横に動いて、後ろにいた日高を見せる。

「やっ、バカッ!なに、してっ!?」

「あら~、夏音ちゃん!可愛いからくすぐられておきなさいっ♪」

 満面の黒い笑顔をする佐々木に対し、かなり泣き目の日高。

 ジリジリと距離を詰める佐々木。

 ジリジリと後退していく日高。


「さっ、佐々木っ!」

「なぁに?」

「やめようっ?!!ねっ!?」


 引きつった笑顔を浮かべ、必死に止めようとしながら後退していく日高。

 あぁ、実に面白いっ

 なんて思う俺は変態か?



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