ボクとキミとの距離
キミの部屋のカーテンがめくれて中の様子がうかがえた。




ボクは目を疑った。




この間ボクのデスクに凄みに来た男が・・・ニヤリと笑いながらキミに後ろから抱きつこうとしている。




男の影でキミの表情は見えない。




でも・・・あんな男がキミの部屋で・・・何をするつもりなんだ!?




彼女に何するんだ!ボクの彼女に!!




優しい彼女はアイツを悪いヤツだとは知らずに部屋に入れてしまったに違わない。




・・・っだから!だからボクは言ったじゃないか!





絶対にボク以外を部屋に入れちゃダメだって!



用心しなくちゃいけないって!
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