ボクとキミとの距離
って。こんなことをしている時間は無い!




こうしている間にもキミはアイツに襲われてしまうかもしれない!




キミは泣く声を押し殺して・・・ボクに助けを求めているに違いない!!




これ以上ないくらいの速度で心臓が波打つ。




ボクが!ボクがキミを守る!!




エスカレーターを待てずにキミの部屋に続く階段を上る。




待っていてくれ!!!




バタン!!




ボクは息も切れ切れにキミの部屋のドアを開けた。




あのキレイなステンドガラスの扉を開ければキミを助けに行ける!!!






ボクとキミとの距離:3メートル
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