Black Queen【3】
それからはいつものように雅と優也がきて、みんなで笑いあってると、
またメールが届いた。
最初にメールがきてから五時間はたってる。
「次はなんだ~」
次々とみんな携帯を開いていく。
そこには写真付きで
『№15の紫蛾VS№14BREAK
№15の紫蛾が勝者。』
と書かれてあった。
「うわ・・・この写真見る限り絶対紫蛾武器使っただろうな」
「・・・紫蛾は卑怯で有名だからな~」
「つーか、はやくね?絶対紫蛾このメール来てすぐに乗り込んだんだろうな」
みんなが苦笑いしてるなか
蒼が真剣な顔で「けれど、これで№15と№14入れ替わりましたね」といった。
蒼の言葉にみんな真剣な顔をする。
「・・・この世界はこえーな」
奏がボソッと呟いた。
みんなも同じことを思っていたのか奏の言葉に頷いた。
「お前ら最終決戦の時負けんなよ?」
あたしが冗談ぽくそう言うと
「「「「ふっ」」」」
全員に鼻で笑われた。
「なんか鼻で笑われるのはムカつくけど、ま・・・余裕ってことだな?」
「あたりまえだ。最強のお前がいれば負けることはねぇーよ。」
「珍しく奏がいいこと言いましたね。」
せっかく奏がかっこいい事言ったのに蒼の言葉で台無しだ。
「「ぶっ」」
しかも、雅と優也は爆笑してるし。