Black Queen【3】


それからはいつものように雅と優也がきて、みんなで笑いあってると、

またメールが届いた。

最初にメールがきてから五時間はたってる。


「次はなんだ~」


次々とみんな携帯を開いていく。


そこには写真付きで


『№15の紫蛾VS№14BREAK


№15の紫蛾が勝者。』


と書かれてあった。


「うわ・・・この写真見る限り絶対紫蛾武器使っただろうな」

「・・・紫蛾は卑怯で有名だからな~」

「つーか、はやくね?絶対紫蛾このメール来てすぐに乗り込んだんだろうな」

みんなが苦笑いしてるなか

蒼が真剣な顔で「けれど、これで№15と№14入れ替わりましたね」といった。

蒼の言葉にみんな真剣な顔をする。

「・・・この世界はこえーな」

奏がボソッと呟いた。

みんなも同じことを思っていたのか奏の言葉に頷いた。


「お前ら最終決戦の時負けんなよ?」

あたしが冗談ぽくそう言うと


「「「「ふっ」」」」


全員に鼻で笑われた。



「なんか鼻で笑われるのはムカつくけど、ま・・・余裕ってことだな?」



「あたりまえだ。最強のお前がいれば負けることはねぇーよ。」


「珍しく奏がいいこと言いましたね。」

せっかく奏がかっこいい事言ったのに蒼の言葉で台無しだ。

「「ぶっ」」

しかも、雅と優也は爆笑してるし。
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop