Black Queen【3】
雅と優也の笑いが治まった頃、
「つーか、一つ思ってた事があんだけど・・・」
奏が問いかけてきた。
「なんですか?」
「いや・・・ずっと前神牙を助けた時に№8の獣鬼と№10銀竜っていただろう?№8と10が変わってたからどうなったんだろう~っておもってさ」
「あぁ・・・あそこは元々卑怯な手を使って上にあがってきてましたからねぇー。いつの間にか潰れたんでしょう」
さりげなく蒼が恐ろしいことを言った。
「あ・・・そうなんだ・・・へぇ~」
「仕方ないですよ?さっき奏が言った通りこの世界はこわいんです。いつ潰されるか潰されないか・・・・」
「ま、そうだよな」

