ヒミツの恋【短編集】
『もうひとつ…ご褒美、もらってもいい?』






唇を離して頬に沿えてた手をゆっくりと下へ降ろしていく渉。






他に何かあげられるものって何かあったっけ?






ボーっとしながら渉の言葉に頷く。






ゆっくりと降りていった手は私の首付近で止まった。






シュルっ…







制服のネクタイを外されて布の擦れる音が耳に響く。



「え…?」






完全に私の首からネクタイが外されて渉の手に納められた。
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