SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
克己も身体を起こして、寝癖の髪を弄る。


「…痛む?」


「え、あ…少しだけ…でも、あんまり…憶えなくて…」



「憶えてないの?」


「はい」


さっきまで寝ぼけ眼だったはずなのに。


克己の目はいつもの鋭い光を宿らせていた。




「…昨日の夜のおさらいする?」



「おさらい!!?」




「…おさらい」



克己は私を押し倒した。


ばふっと頭が羽枕に沈み込む。




そのまま、克己に流されて昨日の甘い夜のおさらいをした…
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