SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
まるで、獲物を密かに狙うジョーズのように専務が私のデスクに近づいてきた。

「!!?」


「…田村」



専務が田村さんを呼んだ。



「せ、専務っ!?いらしゃったんですか?」



「…飯塚を構う時間があれば…まずは先に俺の所に来て…今日の成果を報告しろ」



専務にしてはやんわりとした口調だけど。


目と表情はいつもの如く怖い…

でも、それ以上に恐ろしいと思ったのは専務が纏った殺気立った空気だった。









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