SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
小林先輩と橋口先輩と一緒に外の洋食屋でランチ。


「最近…専務の蘭莉に対するいじめがなくなったワケが分かった…」


小林先輩はコンソメスープを啜りながら、呟いた。


私は含み笑いで誤魔化す。



「…水臭いわよ…私たちにまで…専務と仲…秘密にするなんて許せない!」


橋口先輩は私を詰った。


「…ゴメンなさい…私だって半分…夢みたいな話で…」



「夢であんたは結婚、決意するの?蘭莉」




「ううん…」



「…セレブ婚だなんてラグジュアリーな夢ね…羨ましい」


橋口先輩の呪うような視線が怖くて、怯んでしまった…



「まぁ、今夜は蘭莉の婚約祝いの女子会ね」


「蘭莉のおごりでね…」



「え~っ!?どうして私の奢りなんですか?」


「「隠してた罰!!」」


二人は声を揃えた。

< 211 / 237 >

この作品をシェア

pagetop