SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「入るぞ」


専務は私を置いて先に引き戸を開けて、中に入っていく。


専務は私と店主の秦多との関係を知らない。



秦多は私がプロポーズを断っても…『昔通り…幼なじみとして仲良くしてくれ』と頼んできた。



でも、私は仲良く出来ず…1年が過ぎていた…



何度か秦多はメールを送って来たけど。



私は無視。




どんな顔して…秦多に会えばいいんだろう?


「おい!?蘭莉お前…何してる??」


専務が外に出て来て、私の右手を引っ張った。


私は専務に強引に歩かされるような感じで店内に入った。





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